こんにちは、あつです。
ピーター・ティールさん著『ZERO TO ONE』を読みました。
起業のスタートアップに関する内容ですが、他にも転用できる有益な内容です。一例として、自分のブログに転用してみます。
とはいえ、まずは本書の内容を抜粋していきます。
現実には二極化がはるかに進んでいる。完全競争と独占の間には天と地ほどの差があって、ほとんどの企業は僕たちが思うよりも、どちらか一方に偏っている。
ビジネスを考える時の大前提は、
1,少しずつ段階的に前進すること
2,無駄なく柔軟であること
3,ライバルのものを改良すること
4,販売でなくプロダクトに集中することとされているが、
でも、むしろ正しいのは、それとは逆の原則だ。
1,小さな違いを追いかけるより大胆に賭けた方がいい
2,出来の悪い計画でも、ないよりはいい
3,競争の激しい市場では収益が消失する
4,販売はプロダクトと同じくらい大切だ
資本主義と競争は対極にある。資本主義は資本の蓄積を前提に成り立つのに、完全競争下ではすべての収益が消滅する。
1,独占を約束されれば、長期計画を立てる余裕と、競争に追われる企業には想像もできないほど野心的な研究開発を支える資金ができる。
2,マイクロソフトとGoogleが争う→アップルがやってきて支配的地位をうばう。2013年アップルの時価総額は5000億ドル。Googleとマイクロソフト両社あわせて4670億ドルになっていた。
未来はコントロールできるか?
1,あいまいな悲観主義
現在のヨーロッパ。暗い未来を予想するけれど、それにどう対処するかについてはお手上げの状態だ。ユーロ圏全体が停滞の危機にあり、リーダーシップをとる人間もいない。欧州中央銀行は応急処置に終始している。ヨーロッパ人は問題が起きてからしか対応しないし、ことが悪化しないようただ祈るだけだ。2,明確な悲観主義
未来を知ることは可能だと思っていて、かつその未来が暗いために備えが必要だと感じている。今の中国。新しいものを取り入れず既存のものをコピーすることで成り立つ。そして裕福な中国人が必死で資金を海外に逃避させていることはあまり知られていない。貧乏な人はすべてを貯蓄に回す。中国ではどんな社会階層の人でも、未来を死ぬほど真剣に捉えている。3,明確な楽観主義
自らの計画と努力によって、よりよい未来が訪れると信じている。17世紀から1960年代まで。未来を確実で明るいと考え、大恐慌でさえそれを止めることはできなかった。明確な未来への計画は地球の外へも向かう。4,あいまいな楽観主義
何年もかけて新製品を開発する代わりに、既存のものを作り直そうとする。1945年から55年に生まれていれば、自分とはまったく関係なく生活は良くなっていった。偶然の力を過大評価し、計画の大切さを過小評価するよう、子どものころから刷り込まれてきた。1982年から現在のアメリカ。
偉大な起業家は、確かに何よりもまず優秀なデザイナーだ。ジョブズはフォーカス・グループの意見は聞かず、他人の成功を真似ることなく、念入りな計画によって世界を本当に変えられることを証明した。短期的な変動の激しいあいまいな世界では、長期計画はたいてい過小評価される。アップルの株価グラフを見れば、この長期計画のもたらした恩恵がわかるはずだ。
本当に大切なのは将来キャッシュフローを生み出すこと。つまり、特定の市場でいちばん最後に大きく発展して、その後何年、何十年と独占利益を享受する方がいいということだ。
〈べき乗則〉をどう使う?
1,べき乗則を理解している投資家は投資案件の数をできるだけ絞り込む。
2.自分自身を「分散」できない。
3,等しく可能性のあるキャリアをいくつも同時に進めて、人生を分散させることもできない。学校ではそれと反対のことを教えている。
4,重要なのは「何をするか」だ。自分の得意なことにあくまでも集中すべきだし、その前に、それが将来価値を持つかどうかを真剣に考えた方がいい。
ほとんどの人は、営業の大切さが充分にわかっていない
1,ただ作るだけでは買い手はやってこない。売ろうとしなければ売れないし、それは見かけより難しい。
2,どんな仕事でも、営業能力がスーパースターと落ちこぼれをはっきりと分ける。
3,企業人でさえ営業を軽んじる最も根本的な理由は、世の中すべての分野のあらゆるレベルが本当は営業に動かされていることを、社会が隠そうとしているからだ。
4,差別化されていないプロダクトでも、営業と販売が優れていれば独占を築くことはできる。逆のケースはない。
独占企業の特徴
1,プロプライエタリ・テクノロジー
2,ネットワーク効果
3,規模の経済
4,ブランド
小さな市場(ニッチな市場)から始める。そして独占する。その後に拡大戦略。例えば、Amazon。オンライン小売市場を支配するビジョンを持っていたが、本からはじめて、CD、ビデオ、ソフトウエアとカテゴリーを拡大し、ついには世界一のデパートになった。
おおまかには、このような内容が書かれています。
ブログ運営にもってこれそうな考えは、
1,資本主義と競争は対極にある
2,競争の激しい市場では収益が消失する
3,販売はプロダクトと同じくらい大切だ
4,小さな市場(ニッチな市場)から始める。そして独占する。その後に拡大戦略。例えば、Amazon。
5,あいまいな世界では、長期計画はたいてい過小評価される。アップルの株価グラフを見れば、この長期計画のもたらした恩恵がわかるはずだ。
6,べき乗則を理解している投資家は投資案件の数をできるだけ絞り込む
7,重要なのは「何をするか」だ。自分の得意なことにあくまでも集中すべきだし、その前に、それが将来価値を持つかどうかを真剣に考えた方がいい。
8,ただ作るだけでは買い手はやってこない。売ろうとしなければ売れないし、それは見かけより難しい。
9,差別化されていないプロダクトでも、営業と販売が優れていれば独占を築くことはできる。逆のケースはない。
ですね。けっこうある。ぜんぶで9個。
ひとつひとつ見ていきましょう!!
・資本主義と競争は対極にある。
・競争の激しい市場では収益が消失する
ということは、競争の激しくないところをねらって、積み上げていけ!ということですね。
・販売はプロダクトと同じくらい大切だ
・ただ作るだけでは買い手はやってこない。売ろうとしなければ売れないし、それは見かけより難しい
・差別化されていないプロダクトでも、営業と販売が優れていれば独占を築くことはできる。逆のケースはない
ということは、ブログを書くだけではダメで、TwitterなどのSNSで「書きました!」と営業しよう!ということですね。
・小さな市場(ニッチな市場)から始める。そして独占する。その後に拡大戦略。例えば、Amazon。
・べき乗則を理解している投資家は投資案件の数をできるだけ絞り込む
ということは、はじめは小さい分野で、かつ分野をしぼって行おう!ということですね。
・あいまいな世界では、長期計画はたいてい過小評価される。アップルの株価グラフを見れば、この長期計画のもたらした恩恵がわかるはずだ
・重要なのは「何をするか」だ。自分の得意なことにあくまでも集中すべきだし、その前に、それが将来価値を持つかどうかを真剣に考えた方がいい
ということは、得意なことをする、そして将来それが価値あるものなのか、真剣に考えて、はじめよう!ということですね。
まとめると、
1,競争の激しくないところをねらって、積み上げていけ!
2,ブログを書くだけではダメで、TwitterなどのSNSで「書きました!」と営業しよう!
3,はじめは小さい分野で、かつ分野をしぼって行おう!
4,得意なことをする、そして将来それが価値あるものなのか、真剣に考えて、はじめよう!
この4つを意識するということですね。
はじめに、3,の
はじめは小さい分野で、かつ分野をしぼって行おう!
から。
今のカテゴリーでいうと「Life」は分野がしぼれておらず、あいまいなテーマなので、おすすめできないということ。
次に、4,の
得意なことをする、そして将来それが価値あるものなのか、真剣に考えて、はじめよう!
・「Travel」は、20代からしているので、20年の経験がある。「将来的な価値は?」と問われると、明確な回答がない。
・「Health」は、食事のことを考えたり、ジムに行くようになってから5年くらい経つ。「将来的な価値は?」と問われると、今後50代60代になった時にも役に立ちそう、と思える。
・「Reading」は、2020年からはじまった習慣だ。今回のように自分のことに転用できることがあるので、「将来的な価値は?」と問われると、なにかしらありそう、と思える。
・「Cafe/coffee」は、好きだ!ということだけだ。若干、「Health」と結びつく部分がある。効果とか効能をほりさげると良いのかもしれない。
結果として、Health > Reading > Travel > Cafe/coffee > Life の順番で記事数を書いていくべきだ、ということがわかりました。
2,の
ブログを書くだけではダメで、TwitterなどのSNSで「書きました!」と営業しよう!
は、そのままで、他のSNSで営業(発信)していこう!ということ。
さいごに、1,の
競争の激しくないところをねらって、積み上げていけ!
ブログのイメージが、20代30代なので、40代ということをストロングポイントとしてやっていく。そうすると、Health はマストで、Travel も案外いけるのかもしれない。
結論、本書から、ブログ運営に転用すべきことは、
・Health > Reading > Travel > Cafe/coffee の順番で記事数を書いていくこと
・他のSNSで営業(発信)していこう!ということ
・40代をアピールすること
の3つです。
今回の文章が、ブログをやっていない方でも、なにか行動している人にプラスとなれれば、うれしいです。